毛沢東・金日成時代の中国と北朝鮮 沈志華 朱建栄 岩波書店サイゴ ノ テンチョウ シン,シカ シュ,ケンエイ 発行年月:2016年09月 ページ数:273, サイズ:単行本 ISBN:9784000230674 沈志華(シンシカ) 1950年北京生まれ。
68年に解放軍入隊(71年まで)。
北京石景山発電所、北京電力管理局勤務を経て、79年に中国社会科学院世界史系大学院入学。
82年、深〓(せん)でビジネスに従事。
1992年、民間学術団体の中国史学会東方歴史研究センター(後に北京東方歴史学会に改名)を設立、続いて「東方歴史研究出版基金」を創設。
中国人民大学、北京大学、香港中文大学、米国ウィルソンセンターなどで客員教授もしくは研究員を歴任した後、2005年、華東師範大学歴史学部の終身教授、同大学冷戦国際史研究センター主任に就任。
2016年6月、新設の同大学周辺国家研究院の院長に任命される 朱建栄(シュケンエイ) 1957年上海生まれ。
81年華東師範大学外国語学部卒業。
84年上海国際問題研究所付属大学院修士課程修了。
86年来日。
92年学習院大学で博士号(政治学)取得。
総合研究開発機構、学習院大学の客員研究員などを経て、東洋学園大学グローバル・コミュニケーション学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 第4章 懐柔政策ー毛沢東、金日成を全力で支持(一九五六ー一九六〇年)/第5章 中ソ分裂ー「恒久的」同盟条約の調印と住民の大挙越境(一九六〇ー一九六一年)/第6章 漁夫の利ー長白山の「割譲」と蟻地獄の経済援助(一九六二ー一九六五年)/第7章 同床異夢ー「文化大革命」の試練(一九六六ー一九七六年)/エピローグ 「改革開放」と中朝関係の仕切り直し/結び 中朝関係の歴史的位置づけ 中国とソ連を両天秤にかける金日成に不満を持ちながらも、ソ連に対抗するために大規模な経済援助のみならず、中朝国境の画定で大幅な譲歩をしてまでも朝鮮の歓心を買おうとした毛沢東。
しかし、毛は一九七五年四月の最後の会談で朝鮮半島の武力統一を本気で考えていた金日成に肩透かしをくわせ、大いに失望させた。
長らくベールに包まれてきた中朝関係の秘史が今明らかにされる。
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